兵庫県神戸市T邸
- 外壁の白色が鮮やかなタイルは、オーナー様も特に気に入られていて、白い壁への思い入れも強かったそうです。当初、オーナー様から「レンガとのコントラストを高めるため、外壁を白く塗りたい」と言うご依頼がありましたが、塗る面積が広いとひび割れを起こす可能性が高いので、白いタイルをおすすめしました。タイルだとメンテナンスの手間も少ないため、オーナー様も納得されました。
- 玄関を開けた時、最初に目がいくのは前方に佇む坪庭。さらに玄関は吹抜けになっていてより広く見えるように工夫しています。
南向きに大きく開口している窓が印象的なリビングには、暖かな日射しが優しく降り注いでいます。家の南側に広い道路があり、十分な日射しが入る環境があるので、それをなんとか活かすため、出来る限り大きな開口をとろうと努力しました。さらに2重ガラスにすることで結露を防ぎ、遮音性もあります。この2重ガラスにも、オーナー様は非常に満足されていました。そんなすっきりとしたリビングは家族全員が自宅で一番長く過ごす場所になってるそうです。また、広々としているため、お子様のお友達も大勢遊びに来られるそうで、リビングとしての機能を存分に活かされていると感じました。
- オーナー様が一番気に入れているスペースは屋上の1角。 屋上のデッキで、読書することが一番の楽しみだそうで、「唯一の欠点は、ここで本を読んでいたら来客があっても気付かない点です。」と冗談交じりに言えるほど、自分だけの空間が満喫できるそうです。
- ご夫妻共に持ち物の中で一番多いのが本というオーナー様が、なんといってもうれしかったのが、全て手作りによる格子状に組んだ本棚です。最初、そこには箱をはめる予定でしたが、「なんとか木を組んで欲しい」と言うオーナー様たってのご要望にお答えできるよう、作り直した逸品です。
- 今回のお話の中でオーナー様が「私たち夫婦は『ここをこうして欲しい』と言うのがありましたし、川田さんからは『こうされたら?』と言うアドバイスを受けましたので、この家は3人の合作です。」とおっしゃられました。舩瀬和久工務店の理念である「お客様に良いことも悪いことも納得いくまで、説明するよう心がける」気持ちが伝わったように感じました。